性能・耐久試験機 Performance Tester
電気サーボモータ式 動力循環型回転ねじり試験機
電気サーボモータを使った高速トルク発生装置を搭載した回転ねじり耐久試験機です。
クラッチ、トルコン、トランスミッション、デファレンシャルギヤ、CVJ等の耐久試験を動力循環方式を使った負荷により低コストで実施できます。
従来の動力循環式と大きく異なる点は、トルク発生装置に当社独自開発した超低慣性モータを採用した事で、高速で回転しながらトルクを自在にコントロールする事ができる点です。これにより、一般的な定トルク試験から急ブレーキ、急発進といった負荷条件での試験が可能です。
動力循環型クラッチ・トルコン用高速回転ねじり試験機の特長
本試験機はクラッチ、トルコンのアライメント、偏心時に於ける影響の測定や耐久性を評価する事が可能な動力循環式複合試験機です。
従来はアライメント又は偏心させ、規定回転数回した後、別試験機にセッティングし直し、動的耐久試験をするというように、複数台の試験機を用いるのが一般的でした。
本試験機は、トルク発生と高速回転の駆動を2つのモータで分担する事により、モータの小型化を実現、更にトルク発生用モータに当社独自開発した超低慣性モータを採用した事で、高速で回転しながらトルクを自在にコントロールする事ができ、従来の試験に加え以下の様な試験も可能にしました。
- アライメント時における入力/出力のトルク伝達が測定可能
- 偏心時も同様
- 駆動吸収静トルク
- 回転捩り動トルク
- ショック波
- サイン波
- 矩形波
- 三角波
- 任意波形
“超低慣性モータ”、“動力循環式”を採用した事による、メリット
超低慣性モータ
- 高応答:負荷トルクの制御速度を高速(3ms)で行えます。
- 波形入力:ショック波のような高速トルク変動を再現可能。
動力循環式
- 省エネ:トルク発生と高速回転の駆動を2つのモータで分担する事により、モータの小型化を実現、それにより、消費電力の大幅削減が可能です。
動力循環型トランスミッションASSY用回転ねじり試験機の特長
本試験機はFF、FRトランスミッションASSY用の、動力循環方式を使ったダイナモメーターです。
従来の動力循環式と大きく異なる点は、トルク発生装置に当社独自開発した超低慣性モータを採用した事で、高速で回転しながらトルクを自在にコントロールする事ができます。
これにより、一般的な定トルク試験から急ブレーキ、急発進といった負荷条件での試験が可能です。また、超低慣性モータは単体で約33000rad/s2の能力をもつ為、高角加速度のレシプロエンジン回転変動を試験体に与え、特性・耐久性の評価を行う事も可能です。
※パテント申請中:高速トルク発生装置
これまで、動力循環時の試験体のギア比に対応するため、試験体とは別にダミーワークを使用していました。
これをトルク発生装置の回転数(±3000rpm)と高度な制御技術により、ギア変速時に発生する回転数差を補正し、ダミーレス化を実現しました。
※パテント申請中
“超低慣性モータ”、“動力循環式”を採用した事による、メリット
超低慣性モータ
- 高応答:負荷トルクの制御速度を高速(3ms)で行えます。
- ダミーレス:回転数補正が可能な為、ダミーワークが必要ありません。
- レシプロエンジンから発生するトルク振動(回転数変動)のシミュレーションが可能です。
動力循環式
- 省エネ:トルク発生と高速回転の駆動を2つのモータで分担する事により、モータの小型化を実現、それにより、消費電力の大幅削減が可能です。
動力循環型ディファレンシャルギア用回転ねじり試験機の特長
本試験機はデファレンシャルギアの、動力循環方式を使ったダイナモメーターです。
従来の動力循環式と大きく異なる点は、トルク発生装置に当社独自開発した超低慣性モータを採用した事で、高速で回転しながらトルクを自在にコントロールする事ができます。これにより、一般的な定トルク試験から急ブレーキ、急発進といった負荷条件での試験が可能です。
※パテント申請中:高速トルク発生装置
トルク発生装置で±300rpmの回転補正をする事と、2つのギアボックスを使い分ける事でデフギア(ギア比3.7~4.4)のダミーレス動力循環を成立させました。
※パテント申請中
“超低慣性モータ”、“動力循環式”を採用した事による、メリット
超低慣性モータ
- 高応答:負荷トルクの制御速度を高速(3ms)で行えます。
- ダミーレス:回転数補正が可能な為、ダミーワークが必要ありません。
動力循環式
- 省エネ:トルク発生と高速回転の駆動を2つのモータで分担する事により、モータの小型化を実現、それにより、消費電力の大幅削減が可能です。